【陸上自衛隊】戦車が市街地走行する!って騒ぎすぎじゃね?

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みなさまこんにちは!管理人のペンギンです!当サイトをご覧いただきましてありがとうございます。

『戦車の市街地走行でちょっとミスリードしすぎでは?』

2017年6月28日~6月30日まで、北海道で陸上自衛隊第7師団の長距離軌道訓練がありました。

このとき釧路市の市街地で、戦車重量に耐えられ橋のため走行取りやめということがありました。

このニュースが、ちょっとミスリードしすぎな記事に見受けられました。

今日はこの、戦車の重量で橋が耐えられないのかという話について!

関連項目としてこちらもご覧ください。

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釧路市街地での戦車走行取りやめ・・・

2017年6月下旬に、釧路港から『矢臼別演習場』まで約60km車両を自走させる訓練がありました。

この時、最初は『90式戦車』も自走させる計画でしたが、経路上に荷重に耐えられない橋があり取りやめになりました。

結局、『89式装甲戦闘車』と『78式戦車回収車』のみの自走で終わりました。

図1 釧路市街地を走行する89式装甲戦闘車
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今回の報道で気になったのが、『戦車重量に耐えられない橋』の部分です。

走行しようとした釧路市の橋全てが、戦車重量に耐えられないかのような文脈です。

はたしてそれは本当でしょうか?

ちなみに、当初計画された自走ルートは、このようになっていました。
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最初計画されたルートと、実際のルートが変更されています。

当初、釧路市役所前を通過するルートだったのが、大きく変更されています。

報道にあった『戦車重量に耐えられない橋』があったのでしょうか?

戦車の走行に耐えられない橋は釧路市の川に『1本』ある!

結論から言うと、釧路市街地の川に架かる橋のうち『1本』が、戦車重量には耐えられません。
(9本ある道路用橋梁のうち、1本)

『釧路 新川橋』という橋が重量に耐えられません。

図3 釧路 新川橋の外観
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引用URL:http://www.koudourokyo.net/photos/no3/pic_3/data/20.jpg

橋の荷重規格が『TL-20』(20トンまでの荷重)になっています。

当初の計画案だと、この橋が釧路市役所前を通過して矢臼別までの最短のルートです。

見てもわかるように、ちょっと90式戦車が通るには耐えられそうではありません。

ただし、すぐ近くに走行に耐えられる橋があります。

だからと言って、『戦車の機動性に問題がある!』というのはどうなんでしょうか?

矢臼別演習場から近い大型港は釧路港なので、戦車の輸送自体は結構頻繁にありますよ?

図4 90式戦車輸送中・・・(釧路市街地)
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引用URL:http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/7d/katudou/28.6.8/14.jpg

昨年の長距離機動訓練では、トレーラーに乗った90式戦車が通過したそうです。

第8師団(九州)とかでは普通に走ってるけどなあ・・

陸自でも、九州の部隊(第8師団)などでは、普通に戦車が公道を走ってます。

図5 えびの市でのパレードにて
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引用URL:https://ytimg.googleusercontent.com/vi/FBTf-F1rZ04/mqdefault.jpg

そんなに珍しいことかなあ・・・

北海道の情勢を考えて発言してほしいなあ・・・

1970年代~80年代は、対ソ連の最前線だった北海道です。

現在も、北方4島のロシア軍増強など、情勢はいまでも予断を許さない状況です。

御年輩の方が、反対運動を見て『昔のことを忘れたのか?』と言っていたのが思い出されます。

操業中の漁船が、ロシア国境警備隊に銃撃され、死者を出したのも最近のことです。

そんな状況下にある、北海道の情勢も考えてほしいなあ・・・

関連項目としてこちらもご覧ください。

【ロシア】北方領土に対艦ミサイルを増強する真意を見抜け!

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北海道では、戦車や装甲車が走ってても、いつもの光景!

北海道では、自衛隊は、普通に存在する光景です。

街中で、軽装甲機動車が走ってても、特に誰も気にしません。(いつものことだから)

そんな中で、戦車が自走しても、特に気にする人は多くありません。
(平和運動の方は、気にするでしょうけど・・・)

2年に1回ほど、海上自衛隊のLCACが市街地の港で航行してますけどね!

図6 LCACが市街地で全力航行!!
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引用URL:https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-6d-33/harrier_7562/folder/1054573/90/31584490/img_4?1362223777

そんな感じで、北海道では、自衛隊の訓練は当たり前のことです。

それほど大騒ぎする必要もないですよ~!

こちらもご覧ください

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4 件のコメント

  • お邪魔します。
    んーとですね、釧路の新川橋の重量制限としては「20トン以上の車両が複数台走行すると、後日何かのきっかけにより橋が損傷する可能性が高まる」だけの話でして、実際には90式が1両ずつ走行する分について全く問題はありません。
    ただ、道路管理者との協議の結果自走しないと決めただけと思われます。
    ちなみに重量制限20トンの老朽化した橋に300トンもの荷重をかけてどの程度損傷するかの実験も昔やった事ありますが、計算上は300トンで損壊すると言われていた橋が、実際には400トンまで持ちこたえていますので、重量制限があっても実際にはそこまで危惧する問題でも無いわけです。
    老朽化により金属の損傷・損壊が即始まるのではなく、それがきっかけとして崩壊する危険性が出てくるだけの話であって、実際にはダンプトラックやトレーラーが頻回に走行していますので本来そんなに危惧する話もありません。
    ちなみにこの件で90式を批判している矢臼別平和団体の方のブログ内コメントにてお伝えしたのですが、コメントそのものが即削除されてしまってます。
    感情的にしか表現出来ない人間が、理詰めで責められると都合が悪かったようです。

    • 開発局のOBの方に来ていただいて、ありがとうございます。
      やはりそういいう経緯があったのですね~。
      安全係数から、60トンぐらいまでは大丈夫だろうと思っていましたが、結構いけるんですね。
      貴重な情報ありがとうございます!

      • 参考までに
        以前千歳区域を担当してた頃に7師団の方と打ち合わせする際の資料を作成した際、手元に残しておいたものを元にしますと、今から20年以上前の情報を基準として北海道の国道では90式戦車は約9割以上の橋梁を通過できます。
        道道に限定しますと7割以上の橋梁を通過できます。
        現在はだいぶ橋梁も新しい物や耐震性に対応出来るよう改良しているので、それ以上の数字になると思われます。
        道東の釧路~標茶間R391及び道央の月形~新十津川間r275は地盤が泥炭地という特性上、走行に制限が加わりますがあくまでも平時の話でして有事の際は特に問題ありません。
        ちなみに、道路管理者側の見解としてですが、特大型トレーラーに積載した90式戦車が国道を移動するよりも、90式戦車が単独で走行した方が道路へのダメージは案外少なかったりするんです。
        何せ特大型の重量約20tと90を合わせた70tが道路や橋に負荷として残ったりしますし、タイヤへの圧力が履帯を介すよりもモロに道路のアスファルトにきますので、個人的見解としてですが90式がそのまま自走した方がぶっちゃけて言えば道路にとって良いんじゃないかなと感じています

        • 元開発局職員様、さらに詳しい道路橋梁の技術情報をありがとうございます。
          道路の下の地盤も関係してくるなど、技術者ならではの情報は大変貴重です。
          装輪のトラックの設置圧より、装軌式の設置圧が広い方がやはり、道路へのダメージは少なそうですね。
          貴重な情報ありがとうございます。

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