【海自】財務大臣の潜水艦乗艦の何が問題なのか?

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『現場を知らずに決定されるよりましだ!』

海上自衛隊の潜水艦「うずしお」で財務大臣の「体験航海」を問題視する動きがあります。

現場にかつて在職したものとして、なぜ問題になるのか不可思議です。

現場を知らずに、勝手に政治と財務省で決定されるよりはましな対応です。

財務省主計局も同行していただろうに・・・

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2019.11.29

財務大臣の体験航海は問題なのか?

2019年12月になって、財務大臣が5月に横須賀の潜水艦「うずしお」で体験航海をしていました。

野党は「自衛隊の私物化だ!」と批判を強めています。

しかし、なぜこれが「私物化」という批判に当たるのでしょうか?

政局で、政府を攻撃する材料がないからといって杜撰すぎる批判です。

「現場を見ずに査定ができるか!」

今回の話で、財務大臣が見事な回答をしています。

『現場を見ずに予算査定が出来るか?!』

図1 麻生財務大臣
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引用URL:https://livedoor.blogimg.jp/nightwin772/imgs/3/f/3f63f4b1-s.png

これが普通の答えだと考えます。

潜水艦の行動は「秘」に該当する!

野党やマスコミの中には、潜水艦の体験航海を公表しなかったのは問題だ!とする論調もあります。

しかし、そもそも潜水艦の行動予定表は「秘」に該当する情報です。

潜水艦がどこで何をしていることは、厳重に秘匿されます。

『横須賀地方総監部の「広報予定表」に記載されていない!』

そんなことを追及するマスコミもいますが、普通は載せません!

潜水艦情報の厳重な秘匿性を理解していない発言といえます。

財務大臣乗艦は「ついでに」だったんじゃない?

今回の体験航海については、財務大臣の乗艦は「ついでに」だったんじゃないでしょうか?

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同行者に「財務省職員数人」とありましたので、本来はこの財務省の人間に体験してもらう予定だったのでしょう。

財務省主計局の人間が行くので「ついでに俺も行きたい!」というのが真相だったと考えます。

図2 財務省主計局の研修
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引用URL:https://www.mod.go.jp/msdf/sf/whatsnew/images/y490.jpg

財務省主計局の幹部に同行して「主計官候補」の若手官僚がついてきます。

以前から実施している「財務省職員への研修」の一環に「財務大臣」が同行しただけの話です。

財務省「ぼくの考えたじえいたい!」事件!

自衛隊が財務省職員の研修を重視しているのは、以前に財務省が暴走してやらかした件を繰り返さないためです。

今では考えられないですが、一時期防衛予算の削減が続いていた時期でした。

自衛隊の定数・正面装備削減が避けられない時期に発生したある事件です。

防衛庁(当時)も、ある程度の削減案を立案して財務省との予算折衝に臨んだ時です。

「削減案はこちらで全部考えました」

自衛隊関係者には今も「恨み骨髄」の大事件が発生しました。

某悪名高い「防衛担当主計官」が、
「財務省で防衛計画を立案して装備削減案も全部用意しました」
と、ぶちかましやがりました(怒)!

当時「護衛艦の削減は44隻か48隻だろうなあ・・・(当時の定数は54隻)」と部内で思われていました。

そんな中で出てきたのが「護衛艦38隻に削減する案!」

その他、陸空も大幅な削減を突然突きつけてきたのでした。

現場を見ることなく財務省の中だけで考えた「トンデモ削減案」です。

大バトルの末決着!

防衛庁対財務省は、政治家や地元自治体を巻き込んで大バトルとなりました。

最終的にある程度の削減で収まることになり、決着しました。

その反省から、財務省職員(特に主計局)に対して現場を知ってもらう必要性を実感しました。

その後財務省と「和解」して、財務省主計局員の「現場研修」が始まった経緯があります。

おのれ「〇やま●き」めえええ!!

財務省エリートは話が分かる!

実際に財務省主計局の人間を部隊に招いて研修をしてみると、意外と話が分かる人たちです。

財務省でも主計局に配属されるキャリア組は、エリート中のエリートですぐに話を理解してくれます。

  • 『やべえ!この装備を削減するのは取り返しがつかんわ!』
  • 『潜水艦削減は悪手じゃねえか、むしろ増強すべきやん!』

図3 潜水艦内部の見学!
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引用URL:https://www.mod.go.jp/msdf/sf/news/images/y1230.jpg

その後の懇親会でも、いろんな鋭い質問が飛び交います。

  • 『潜水艦は16隻よりも18か20隻まで増強すべきじゃないの?』
  • 『船体強度の向上を考えると、16隻にこだわる必要はないんじゃ?』

さすがに、東大法学部卒のキャリア組です。

若手キャリアは、バンバンと質問をぶつけて理解を深めていきます。

どこぞの内局の人間よりも理解が早い状態です。

その後、財務省主計局の「現地研修」は慣習化されて予算査定の理解が早くなりました。

潜水艦の「体験航海」では「船酔い」に苦しんでましたが・・・

財務大臣が「率先垂範」で部隊視察するのは、必要なことだと考えます。

野党の皆さんも「現地視察」をしてみては?

防衛省・自衛隊では、野党の視察を拒否しているわけではありませんよ?

むしろ「立法府」の方に、ちゃんと理解をしてもらえる機会を求めています。

そのため「自衛隊見学」を申し込んでみてはいかがでしょうか?

丁寧にちゃんと説明をして、見学をさせてもらえますよ?
(さすがに「秘」「防衛秘密」「特定秘密」の流出がないようにしてもらうけど)

ただ「反対!」「私物化!」を叫ぶより、建設的な話ができると思います。

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3 件のコメント

  • 部隊が休みの日に潜水艦を動かすのは部隊の負担にならないんでしょうか
    今の自衛隊は人手不足と聞くので心配です・・・

    • craneflyさま、コメントありがとうございます。
      え~、今回の報道だど「休日の日に体験航海した」という表現が先行しすぎているのが現状です。
      さすがに「財務大臣兼副総理(元総理)」が部隊視察をしたいということで、何か月前から日程・行動・艦内勤務時間体制を準備して、休日調整を行っています。
      (艦艇の場合、休日・勤務日の変更は艦艇長の一般命令で実施します。)
      マスコミも、艦艇乗員に「代休日」が付いたのか確認をとっていないのが問題です。
      「休日に無理やり動かせた!」というニュアンスに持っていきたいためでしょう。
      いきなり動かせ!ではないので、負担は少ないと考えます。

      • 返信ありがとうございます
        潜水艦勤務はその環境の厳しさから希望しない人もいると聞きますし、財務省の担当者に現場を見てもらって予算をつけてもらえればと思います

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