【ロシア】グルジア紛争で「イスカンデル」ミサイルを使用か?

自衛隊,ロシア,イスカンデルM,地対地ミサイル,グルジア紛争,使用,INF条約,9M723,9M729

スポンサーリンク

『イスカンデルMミサイルは「実戦経験済み」なのか?』

最近ロシアの「イスカンデルM」地対地ミサイルに関して、INF条約違反の指摘が出ています。

そこでイスカンデルミサイルの情報を集めていたところ、気になる情報を発見しました。

「グルジア(南オセチア)紛争」にて実戦使用されていた可能性です。

どの記録にも載っていない、「イスカンデル」使用疑惑を追跡!

関連記事。

【ロシア】ソ連感の無い軍艦なんてただのロシア軍艦だ!

2018.11.11

wikiに掲載された不思議なミサイル不発弾写真!

「ペンギン」は「イスカンデルM」ミサイルに関する情報を探していました。

その中で、Wikipediaに掲載されている「グルジア(南オセチア)紛争」の写真に突き当たりました。

グルジア紛争とは(別名南オセチア紛争)
2008年8月7日~8月16日に、ジョージア(グルジア)とロシアとの間に発生した紛争
南オセチア,アブハジアの分離派との紛争も含めた戦い。
ロシア連邦軍の勝利に終わる。
wikiより引用

この中で、奇妙な写真を発見しました。

図1 グルジア首都ゴリの民家に着弾したロシア軍ミサイル
自衛隊,ロシア,イスカンデルM,地対地ミサイル,グルジア紛争,使用,INF条約,9M723,9M729
引用URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/南オセチア紛争_(2008年)#/media/File:A_Russian_missile_lies_largely_intact_in_a_home_in_Gori.jpg

このミサイルについて、奇妙な一致をするミサイル写真を発見しました。

図2 イスカンデルミサイル(9M723)の後部写真
自衛隊,ロシア,イスカンデルM,地対地ミサイル,グルジア紛争,使用,INF条約,9M723,9M729
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/816/CUg77.jpg

「イスカンデル」地対地ミサイル(9M723)と非常によく似ているのです。

 

スポンサーリンク

イスカンデルが使用されたという記録はないはずだが・・・

気になって、ほかの「グルジア紛争」関連書物を探してみました。

記録では「クラスター爆弾」が使用されたという記録はありますが、どこにも「イスカンデル」ミサイル使用の記録がありません。

 

イスカンデルの配備は2006年

イスカンデルミサイルの配備は、2006年に最初のシステムがロシア軍に配備されています。

2008年の「グルジア紛争」には間に合う計算になります。

だとすれば、図1のイスカンデルと思われるミサイルは誰が発射したのか?

 

ロシア連邦軍第630独立ロケット大隊が犯人か?!

グルジア紛争時(2008年8月)で「イスカンデルM」ミサイルを保有していたのは、1部隊しかありません。

『ロシア連邦軍第630独立ロケット大隊』

図3 2008年5月8日モスクワ軍事パレードに登場
自衛隊,ロシア,イスカンデルM,地対地ミサイル,グルジア紛争,使用,INF条約,9M723,9M729
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/185/ogQUDlqDdr.jpg

この部隊は、当時「北カフカス軍管区(現在:南軍管区)」の地域に駐留しています。

 

Kapustin Yarテストサイトの実験部隊

第630独立ロケット大隊は、「Kapustin Yarテストサイト」にて実験を行う部隊です。

グルジア紛争当時のロシア軍主力である「第58軍」の指揮下にはありませんが、グルジアに一番近い部隊です。

ロシア側は、グルジアの都市ゴリに使用したことを認めてはいません。

しかし、一番近くにいる部隊であるため、疑いが強まります。

 

800km以上の射程を持っている?

今回調べてみたところ、グルジアのゴリから「Kapustin Yarテストサイト」までは800km以上あります。

公表されている「9M723」ロケット弾は、最大射程500km未満とされています。

しかし、ロシアの軍事関係サイトを見ると。

『INF条約撤回後の射程:1000kmまで(SPUあたり2台)』

という記述があることがわかりました。

記述されていたサイト:MilitaryRussia.Ru / Military.Tomsk.Ru
URL:https://militaryrussia.livejournal.com/428791.html (ロシア語)

やはり、イスカンデルミサイルが「グルジア紛争」で使用された可能性は高いといえます。

図4 グルジア紛争での着弾ミサイルの破片とされる写真
自衛隊,ロシア,イスカンデルM,地対地ミサイル,グルジア紛争,使用,INF条約,9M723,9M729
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/185/TgQ38.jpg

 

INF条約に抵触するのは「9M237」も該当する可能性!

現在、アメリカがINF条約違反だと指摘している「9M729」ミサイルがあります。

「イスカンデルM」ミサイルシステムから発射可能だと指摘しています。

図5 「9M729」の原型となる「9M54 クラブK」
自衛隊,ロシア,イスカンデルM,地対地ミサイル,グルジア紛争,使用,INF条約,9M723,9M729
引用URL:https://i2.wp.com/missilethreat.csis.org/wp-content/uploads/2016/08/3M-54E1-SS-N-30.jpg?resize=500%2C333&ssl=1

9M54」ミサイルはすでに何年も前から登場して、巡航ミサイルとして脅威とされていました。

INF条約違反と改めて指摘するのは、いまさらながらの発言ではないかと・・・

本来問題にすべきは「イスカンデルM」ミサイルシステムと「9M723」ではないでしょうか?

図6 イスカンデルミサイルシステムの複合混載写真
自衛隊,ロシア,イスカンデルM,地対地ミサイル,グルジア紛争,使用,INF条約,9M723,9M729
引用URL:https://ic.pics.livejournal.com/bmpd/38024980/4586661/4586661_original.jpg

今後の米ロ関係に注目です。

こちらもご覧ください

【世界情勢】ウクライナからの軍事技術移転防止政策を!

2018.10.29

【世界情勢】ルーマニアをめぐる世界情勢がロシアの戦争の火種になる!

2018.08.12

【世界】最近変な形状の軍艦が増えたね~?

2018.04.06

記事を最後までご覧頂きありがとうございました。

もし記事が気に行って頂けましたら、

↑ブログ主の更新の励みになりますので
上記バナーのクリックをお願い致します!

 

スポンサーリンク