【世界】フォーミダブル級フリゲート艦は結構スゴイ!!

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『フォーミダブル級フリゲート艦見学は貴重な体験!』

シンガポール海軍の「フォーミダブル級フリゲート艦」が2018年も横須賀に寄港しました!

以前から寄港をすることが多い「フランスが設計した」軍艦です。

ペンギンも以前に「フォーミダブル級」の艦内を見学する機会がありました。

米軍とは違う、兵装やステルスなどの技術思想に驚きの連続!

「シンガポールのフォーミダル級が見学できるぞ~!」

ペンギンが横須賀勤務の時に、シンガポール海軍「フォーミダブル級フリゲート艦」を見学できる機会がありました。

当時入港した「フォーミダブル級」フリゲート艦の艦長と、横造補所艦船部長が「防衛大学校同期」という縁から生まれた、偶然の出会いによるものです。

そのため、通常は「ホストシップ乗員」にしか公開されないのを「特別に技術関係者」に艦内見学できる機会に恵まれました!

図1 フォーミダル級フリゲート艦(シンガポール海軍)
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引用URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/フォーミダブル級フリゲート#/media/File:US_Navy_100623-N-8539M-708_The_Republic_of_Singapore_Navy_Formidable-class_frigate_RSS_Supreme_(73)_arrives_at_Joint_Base_Pearl_Harbor-Hickam_to_participate_in_Rim_of_the_Pacific_(RIMPAC)_2010.jpg

以前の記事で『設計者出てこい!』と、ツッコミを入れていたフリゲート艦です。

関係項目としてこちらもご覧ください。

【世界】最近変な形状の軍艦が増えたね~?

2018.04.06

「外観だけ」を見るとツッコミどころ満載ですが、艦内を見学すると結構勉強になるところがあります。

「なんでヘラクレスレーダーを搭載したのかねえ・・・」

横須賀の艦艇装備幹部に「フォーミダブル級が見学できますよ~!」と、急遽呼びかけがあり、各部隊から「暇な?」幹部が20人ほど集合しました。

その中で話題になっていたのが「ヘラクレスレーダー」です。

図2 ヘラクレスレーダー(仏タレス社製)
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引用URL:https://pbs.twimg.com/media/C4n2UWdUcAQf9qa.jpg

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当時は「アクティブ・フェーズド・アレー(AESA)」が流行となっていました。

その中で「パッシブ・フェーズド・アレー(PESA)」の「ヘラクレスレーダー」は異色の存在でした。

四角錐型構造の中に、レーダーが入っています。

見学当時は、世界でも「フォーミダブル級フリゲート」にしか採用されていません。

どうしてこちらを採用したのか、技術者としては興味が沸くところです。

いろんな期待と、「フランスの軍艦設計思想」を見学できるチャンスとして乗り込みました!

これはなかなか考えられた設計だな・・・

実際に乗艦して感じたのは「なかなか考えられて設計されているな」ということです。

外側からは見えない、内部の設計はかなり参考になる設計が随所に見られました。

対艦ミサイル・短魚雷を配置したステルス考慮の船体中部

図3 船体を後方から見る
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引用URL:https://commons.wikimedia.org/wiki/Category:RSS_Steadfast_(70)?uselang=ja#/media/File:SH-60B_Seahawk_lands_aboard_the_RSS_Steadfast_(FFG_70).jpg

外部からは見えない、対艦ミサイルと短魚雷が配置された「艦橋後部と後檣の間」も見学することができました。

この部分に「対艦ミサイル(ハープーン)」8発と、3連装短魚雷発射管「B515」2基が配置されています。

よく見ると、「ハープーンミサイル」のランチャー架台の角度が浅くなっており、海上自衛隊の「はやぶさ型ミサイル艇」搭載のランチャーぐらいの角度です。

そんなランチャーが、交差して配置されていました。

また、3連装短魚雷発射管も「後檣」下部にスペースを空けて配置するなど、ステルス性を考慮して設計されています。

「対艦ミサイル」の角度を下げることにより、上部構造物の「壁」を低くできる利点があります。

ここは、海上自衛隊も見習うべきポイントでしょう!
(対艦ミサイルランチャーは、護衛艦ではどうしても角度が高くなる)

「アスターミサイル」により、よりステルス性が増す!

「ヘラクレスレーダー」搭載の謎は、対空ミサイルとの適合性を考慮したものでした。

搭載している対空ミサイルは、「アスター15」「アスター30」ミサイルです。

図4 「アスター15(左)」「アスター30(右)」
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引用URL:https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcSU5I1TBiOcvV3CtwPmM7y8FleYNZaIwilPTdVKKsaB4_1zfut-
http://www.loneflyer.com/wp-content/uploads/2017/05/ASTER-20.jpg

短距離SAMの「アスター15」と、中長距離SAMの「アスター30」が搭載されています。

いずれも「アクティブホーミング」誘導です。

かつて、海上自衛隊が「FCS-3」{ATECS」「XRIM-4」三本柱での「新世代護衛艦」を実現しています。
(「XRIM-4」:アクティブホーミングで開発していた国産艦対空誘導弾)

図5 「XRIM-4」(かつてFCS-3と併用する予定だったミサイル)
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引用URL:https://pbs.twimg.com/media/CTazq3bUsAAITgN.jpg

「艦発隊」にいたときに、何度も恨み節で語られた「アクティブSAM」を完成させています。

機関は信頼性のあるドイツ製!

機関は、信頼性のあるドイツ製「MTU 20V8000 M90」ディーゼルエンジンを4基搭載しています。

省力化と故障の少ない信頼性のあるエンジンは、世界中で使用されています。
(海上保安庁の巡視船にも「MTUエンジン」が使用されています。)

機関関係も、遠隔監視などでかなり人員削減ができています。

かなり侮れない「フォーミダル級フリゲート」!

見学していた海自幹部も、各所に施された細部設計の良さに感心していました。

その影響が、海上自衛隊の次期護衛艦「30FFM」に反映されている状況です。

「フォーミダブル級」の機関室で目撃した「メタセンター高さ」の数値は、外観から予想もできないほど「良い数値」です。

フランス海軍も「フォーミダブル級」を発展させて「アキテーヌ級駆逐艦」を建造しています。

「アキテーヌ級駆逐艦海上試運転」

今後世界の潮流となる、小型多目的フリゲート艦の「フラッグシップ」でしょう!

・・・けどやっぱり、外観設計は「変態艦」だよな~

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