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『ついにペンギンも1等海尉に昇任しました!』
海上自衛隊に入隊してから、数年が立ち部隊勤務にも慣れたころに昇進が来ました!
定期で昇進するとはいえ、実際に昇進が来ると嬉しいものです。
ついに一人前といわれる「1等海尉」に昇進しました。
昇進に伴い、船乗りの慣習と共に渡される新しい階級章に感動!
「あ~ペンギン、今度の定期昇任で1尉になるから準備しておけ」
幹部自衛官の昇任については、昇進日の少し前に内示が出てきます。
これは、昇任に伴う階級章交付や、貸与品の返納・新しい制服の貸与などの準備のためです。
そのため、本人にも少し前に内示(という形で事前に)が出ます。
ペンギンは艦艇開発隊で勤務を続け、自分の担当する試験も佳境に入っていた中で内示が来ました。
その中で昇任時期について忘れていましたが、上司からの内示で初めて気づきました。
(そういえば、もう昇任時期になっていた・・・)
ここで、あまり知られていない幹部の昇任の内示から昇任までをお伝えできればと思います。
関係項目としてこちらもご覧ください。
最初の昇任内示情報は、直属上司から1人の時に伝えられた。
大抵の場合、昇任内示は直属の上司から内密に伝えられます。
私の時は、海上試験の報告事項で艦発隊副長室に上司の「科長」と共に向かう途中で伝えられました。
「あ~ペンギン、まだ内密だが、今度の定期昇任で1尉になるからな。」
「ふぇ!昇任ですか?!もうそんな時期でしたっけ?」
「おいおい、自分の幹候期から把握できるだろ(呆)」
図1 幹部自衛官
引用URL:https://1.bp.blogspot.com/-dKKyPuTfyf8/U82zN-8jSII/AAAAAAAAjM4/duJkyEkt6t8/s450/job_kaijo_jieitai_man.png
そういえば、忘れていたのが自分の「幹候期」のことでした。
「A幹」は1等海尉までは、同時期に昇任いたします。
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ただ私は、「大学院出身」の為に、人事上「2期上」の「幹候期」に組み込まれているため、当該期の昇進時期であったため、同時に昇任します。
そういえばもうそんな時期だった・・・
副長「これからもしっかり頼むぞ!」
副長への試験報告事項を行い、いろいろな質問細部指導を受けた後に、昇任の話がでました。
「定期で昇任することになるから、しっかり頼むぞ!」
人事面を取り仕切る副長から昇任の言葉が出たため、これはほぼ確定したようです。
(一律で昇任するとは言われているけど、部隊勤務成績が悪いと、昇任が遅れることもあるため)
これからも頑張らなきゃ!
正式昇任決定までは「沈黙を保つ」のが「暗黙のルール」
昇任の内示が出ても、正式に昇任発令が出るまでは「沈黙を保つ」のが「暗黙のルール」です。
しかし、貸与品返納準備やら新しい階級章(官品)の交付などで、「ああ、奴は昇進する人だな」というのがわかりますが、それでも昇任が決定するまで「沈黙を保つ」ことがマナーとされています。
1本半から、2本線となる覚悟とは?
2尉から1尉となることは、単なる昇任だけということではありません。
「初級幹部」から「中級幹部」となり、責任も大きくなってきます。
この時期になると、後輩が増えるようになり、彼らへの指導など多くのことが求められます。
図2 1等海尉
引用URL:https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/039/906/943/33a371227e.jpg?ct=14cd2e8a64f0
どこでも「1尉」として見られる。
1尉になると、どこでも「1尉としての幹部」として見られます。
そして、その能力に見合った仕事ぶりが求められるため、より精進していく必要があります。
1尉だと、「たいていのことは経験している」といった感じで見られます。
責任者・専門家としての覚悟
1尉クラスになると、「術科の専門家」としての能力も求められます。
海上自衛隊の幹部は、たいてい1尉までに「専門特技(マーク)」を習得します。
(正確には、「中級課程」にて「専門特技(マーク)」を習得。)
私も1尉になるまでに、2つの術科に関係する「国家資格」を習得しました。
今後も、装備の専門家としての道を進んでいくことになります。
術科に関係する「国家資格」を習得したことにより、勤務先の選択が増えることになります。
図3 専門を極める!
引用URL:https://3.bp.blogspot.com/-ItAsq6LDYwA/WxdulyWxQ3I/AAAAAAABMfg/oTo6Kkph7ckE2gF7bAw3425ucxbmg47AwCLcBGAs/s450/presentation_slide_fukuzatsu.png
1尉になることは、「中堅」として頑張りを期待され、責任が重くなることです。
幹部候補生となったときに「これが幹部だ!」と思わせてくれた「分隊長たち」と同じ階級になります。
自分は、「分隊長」のような立派な幹部自衛官になっているかな?と自問しながら「昇任伝達」を迎えます。
昇任伝達!指揮官からの「船乗りの慣習」を受ける!
正式に昇任の発令電報が出て、昇任日に「昇任伝達」の礼式があります。
部隊指揮官の前で整列して、「〇〇に昇任させる」と伝達されます。
図4 昇任伝達(艦艇での場合)
引用URL:http://msdfmso.info/wp-content/uploads/2017/01/28110hmsdf7-480×319.jpg
「昇任伝達の時、階級章ってどうすんだろう・・・」
「昇任伝達」の前に少し困惑したのは、式の時に旧階級のままなのか?それとも新しい階級章をつけていいのか?
部隊勤務で初めて迎えた「昇任伝達」なので、細部のことがわかりません。
見かねた先輩が、
『新しい階級章を付けて、昇任伝達に参加するんじゃ~』
と教えてくれました。
「発令日」には、人事上すでに「1尉」になっているので、新しい階級で勤務を始めるのが正しいことだそうです。
そのため、「新しい階級章」の1尉で「昇任伝達」を受けます。
船乗りの慣習!指揮官から新しい「階級章」を渡される!
艦艇開発隊は、船乗りが多いため、艦艇の習慣で昇任伝達が行われます。
そこで、指揮官から「新しい階級章」を渡されるという「慣習」が行われました。
最近では、あまりやらないところも多いそうですが、艦発隊司令は実施してくれました。
既に階級章をつけているとはいえ、指揮官から直接「新しい階級章」を手渡されるのは、感慨深いものがあります。
「本当に昇任したんだ・・・」
新しい階級章を手に、感動を覚えました。
さあ!これからが正念場だ!
ペンギンは、ついに「1等海尉」に昇任しました!
昇任に伴い、給料も少しばかり増えました!(1尉の給与号俸給になるため)
担当試験も佳境に入り、昇任もしたということはそろそろ転勤が来る時期です。
それまでに試験報告を完成させなければ!
こちらもご覧ください
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