【イージスアショア】弾道ミサイル防衛で断固として導入せよ!

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『北朝鮮は、弾道ミサイル破棄を一切明言していない!』

イージスアショアの導入に向けて、各方面から反対の声が上がっているようです。

「朝鮮半島の緊張緩和が進んでいるのだから・・・」という声があります。

しかし、よく考えてください。北朝鮮は、一度も「全ての弾道ミサイル破棄」を明言していません。

20年前の二の舞とならないよう、イージスアショア導入は最優先で行うべきです。

関連項目としてこちらもご覧ください。

【半島情勢】韓国も「弾道ミサイル」を破棄してみては?

2018.06.19

北朝鮮が発表したのは「ミサイル実験の中止」のみ!

イージスアショア導入の反対の理由として、北朝鮮が「核・ミサイル実験の中止」を宣言して朝鮮半島の緊張緩和が進んでいるという主張があります。

図1 南北会談
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引用URL:https://s.yimg.com/ny/api/res/1.2/clrU9z3JpeU3HoHsNnUDGA–~A/YXBwaWQ9aGlnaGxhbmRlcjtzbT0xO3c9ODAw/http://media.zenfs.com/zh-Hant-TW/homerun/nownews.com/c0c0a4b606af327579f24fd7e64107d3

確かに、南北首脳会談が開かれるなど一定の進歩はありました。

しかし、その後北朝鮮は「弾道ミサイルの破棄」を明言したでしょうか?

ミサイル施設の解体などを進めているとの報道がありますが、公式発表が行われていません。

1994年と同じ構図ではないか!?

北朝鮮は、1994年にも現在と同じ「核・ミサイル凍結」を打ち出しました。

しかしその結果、何が起こったでしょうか?

結果として起きたのが、1998年の「テポドン1号」による、日本列島越えのミサイル発射です。

図2 1998年の「テポドン1号」
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引用URL:http://yanden-janai.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2008/12/10/photo_3.jpg

再び同じことが起きても、北朝鮮の体制から考えてもおかしくはありません。

北朝鮮は「核・ミサイル」を放棄しない。

北朝鮮は、1994年、2003年、2008年と同じようなことを繰り返しています。

今度も同じように、ミサイル発射がどこかで起きるでしょう。

アメリカによる「体制保障」を引き出すため、「核・ミサイル」を保持し続けるのが北朝鮮の方針でしょう。

 

イージスアショアは最高性能のシステムを配備すべき!

イージスアショアの配備反対で、費用の高騰を理由に挙げている例もあります。

当初の見積もり約2000億程度から、周辺施設も含めて約6000億になるとの試算が出ています

元々、最初の想定見積もりが「イージスアショア」本体のみの価格でしたが、最近では、当初の「SPY-1D」搭載型から、新型レーダー「SSR」搭載の「イージスアショア」の検討に入っています。

関連項目としてこちらもご覧ください。

【海上自衛隊】イージス艦はトウモロコシ畑から生まれた?!

2017.12.23

ロッキードマーチン社が盛り返してきた!

日本への「イージスアショア」用レーダーとして提案されてきたのが「SSR」で、ロッキードマーチン社が開発中のレーダーです。

図3 SSRの概要
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引用URL:https://news.lockheedmartin.com/2018-01-11-Lockheed-Martin-Demonstrates-Next-Generation-Aegis-Ashore-Solution#assets_117:19442

従来の「イージスアショア」より長距離の探知が可能となっています・

SSRは全く新規開発ではなく、現在米国でGMD(地上配備型)レーダーとして、配備が進む「LRDR(長距離識別レーダー)」を改善したものです。

図4 LRDRのイメージ図
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引用URL:https://missilethreat.csis.org/wp-content/uploads/2016/11/lrdr.jpg

アクティブフェーズドアレー化は、技術進歩から考えて当然のこと

ポーランドとルーマニアに配備された「イージスアショア」は、「SPY-1D」でシステム構成されています。

「SPY-1D」は、「パッシブフェーズドアレー方式」のレーダーで、現代となっては古い技術となり、世界的にアクティブ型レーダーが主流となっています。

世界で最も高出力となるアクティブ型の開発量産が進んでいるのが日本です。
(GaN素子を使用したレーダー)

図5 アクテイブフェーズドアレー(OPS-50A)
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引用URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/FCS-3#/media/File:OPS-50A_radar_on_bridge_of_JS_Kaga(DDH-184)_left_front_view_at_Port_of_Kanazawa_July_15,_2017.jpg

将来の備えとしての盾(イージス)として導入を行うべき!

イージスアショアは、単に「北朝鮮」の弾道ミサイルへの備えだけではありません。

潜在的な脅威対象である、「ロシア」「中国」への備えとしても機能します。

将来的に情勢が急変した場合に、多数のIRBM(中距離弾道ミサイル)を持つ両国への対抗手段となります。

事実、ロシアは「イージスアショア」の日本導入に反対しています。

「ロシア・中国が安全保障上問題としている」=「日本にとられたくない措置」なのです。

2050年の安全保障を考えるときに、「イージスアショア」は必要な装備でしょう。

2050年までに、「ロシア」「中国」「北朝鮮・韓国」という周辺国と安定的な関係を保っていられるという保証は誰もできません。

図6 ロシアと中国
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引用URL:https://i.ytimg.com/vi/6BMDeT0tkmk/hqdefault.jpg

『プーチン後のロシア』『習近平後の中国』

この2人が退いた後の、国際関係の変化は全く予測が付きません。

そのためにも「イージスアショア」は今のうちに配備する必要があります!

こちらもご覧ください

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7 件のコメント

  • おっしゃる通りですね、東アジアはまだ脅威は沢山有ります、露の復活 北京の拡張主義 平壌の独裁主義 我が国の脅威の内二か国が共産主義国です、冷戦時よりヤバいような気がします、そして3正面の国は核弾道弾を持っています、そして高価なイージス艦を本来の使用目的とは違う事に使用している事も残念に思います、早急に導入すべき装備だと思います、何時も疑問に思うんですが 弾道弾ミサイル対処 をなんで航空総隊がやるんですかね、弾道弾の対処高度 範囲等々は海自さんの方が優れていると思います、確か空自のバッジシステムは米軍とはリンクしていませんよね、今は横田に同居しているのでそれなりになっているとは思いますが、イージスショアはぜひ米軍と強いリンクで結ばれていて運用実績のある海自さんが運用してほしい物です、設置の演習場で反対運動が有るそうですが専守防衛の燦たる装備に反対するんですかね、数年前に近隣の高射隊長と飲む機会が有り、某2佐は 守備範囲が狭いのが残念だけども、基地の射程内は必ず落とします と心強いお言葉をいただきました、価格が高いかどうかは費用対効果の問題ですけど、貿易摩擦等を考えれば安い物だと思います。

    • すーさん、コメントありがとうございます。
      BMD対処は、現在航空総隊司令官を指揮官とするJTF体制となっています。
      FPS-5,FPS-7などの追跡能力などを考えると「現時点では」航空総隊が対処するのが最善であるでしょう。
      将来的に、イージスアショアなどが入ってきたときに体制見直しの必要があるかと思います。

      イージスアショアは、教育訓練は海上自衛隊で実施できるでしょうか、リソースが大きい陸自に任せるのが良いと思っております。
      リンクやSEW情報などの整備を、イージスアショア整備とともに進めていくべきかと考えています。
      かつての「ナイキ・ホーク主導権争い」を行うよりは、陸自に任せたほうが無難と考えています。

      • 早速の御返事有難う御座います、イージスショアの運用は確かに陸自の方が人的問題や地域の為に良いですね、ここぞJTFの見せ所かもしれません、そう言えば海自 空自の基地警備を陸自が請け負うとの報道が有りました、人員不足はかなり深刻そうですね。

  • 素人考えですが、固定式のアショアより移動できるイージス艦のほうが自由度が高い上に、値段も特別アショアが安いわけではないように思います。
    イージス艦を増やすのはダメなんでしょうか?
    そのあたりも書ける範囲で結構ですので記事にして頂けると嬉しいです。

    • cranefly 様、コメントありがとうございます。
      イージスアショアとイージス艦の兼ね合いという面がたしかにありますね。
      日本はイージス艦が8艦態勢に増強されるようになりました。
      ここで、さらに「イージスアショア」が必要なのか?という面もあります。
      この点について、さらに詳しく記事を書いていこうと思います。
      これからもよろしくお願いいたします。

  • いつも楽しく見させて頂いております。
    問題のひとつに上げられているお値段の高騰(想定の三倍以上)は最初はミサイルの分抜いていた結果との与太話も流れてますね

    陸自に関しては先島諸島への新規配備(沖縄本島への両用団配備まで含む)だけでも2000人近く吸いとられているので
    真面目に大規模増員しないと戦力の空白地帯が山陰に引き続いて東北辺りにも出来かねないのが……
    昨今の人手不足と相まって難しい問題ではあります

    • コメントありがとうございます。
      イージスアショアの価格高騰は、結構あるかなと思ってはいました。
      「今のアメリカ」だと、丸ごと全部買え!といってくる可能性も高いため、これからの交渉でどれだけ価格を低下させられるかが、防衛省の価値が求められると思います。
      (レーダー素子や構造物、ミサイルの共同生産など)
      SMー3ブロックⅡAは、日米共同開発なので、その分などで何とか価格低減に挑戦といったところです。

      陸自には、いろいろ迷惑をかけることになりますが、リソースの問題からどうしても必要になってきます・・・
      景気回復の影響もあり、人員不足が大きくなっていますが陸自から出しもらうしかない状況ですね・・・

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