【装備課程修了】課程終業!『艦艇開発隊勤務を命ずる』

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『艦艇開発隊という、謎に満ちた部隊に配属されることになりました!』

みなさまこんにちは!管理人のペンギンです!

当サイトをご覧いただきましてありがとうございます。

ついに『幹部専門艦船装備課程』を修了して『装備幹部』の道を歩み始めた「ペンギン」です。

装備幹部となって初めて配属される部隊は『艦艇開発隊』!

ネット上に、内部のことが一切出てこない部隊です。

このブログが初めて内部を明かすことになると思います。

前回の記事

【装備課程】企業見学や造補所実習、配属決定に向けて!

2018.05.24

課程修了!配属が決定したよ!「マーク」が付くよ!

『幹部専門艦船装備課程』の20週間に渡る教育がようやく修了いたしました。

最後の週に修了試験を迎えて、ようやく配属部隊と「専門分野」の決定が言い渡されます。

ついに『艦艇幹部』から『装備幹部』に職種転換することになります。

この職種転換は、ただの職種転換というわけではありません。

海上自衛隊の職種「マーク」について

海上自衛隊には、いろんな職種「マーク」があります。

『艦艇幹部』という職種の時は、実はまだ「マーク」がありません。

艦艇幹部の職種に進んだ者は『幹部中級課程』修了後に、専門の職種「マーク」となります。

装備幹部の場合、『幹部専門課程』を修了したときに「マーク」が付きます。

このため、『装備幹部』になった時点で「マーク持ち」となります。

配属と「専門分野」発表!

課程修了の少し前に、各員の配属部隊と「専門分野」が発表されます。

練習艦隊のような緊張感はなく、リラックスした形で全員分が『技術科長』から読み上げられます。

装備幹部となって全国に散らばりますが、同じ課程で学んだことで人脈の広がりができます。

『彼は確かここにいたよな・・・?』

などで、後々の業務に役立つため、あえて全員一緒に発表されます。

いよいよ『技術科長』から私の分が読み上げられます。

『ペンギン2尉!艦艇開発隊!職種●●●!』

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図1 艦艇開発隊
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引用URL:http://www.mod.go.jp/msdf/frdc/images/ssc.png

へ?艦艇開発隊?どこの部隊だっけ!あっ横須賀の部隊だった!

私ともう一人一期上の先輩が『艦艇開発隊』に配属になりました。

『艦艇開発隊って、装備実験部に配属ですか?』『(科長)そうだよ~』

ちょっと想定外の部隊に配属になりました。

海幕補任班人事担当者からは『横須賀造修補給所になると思う』といわれていたからです。

配置希望の中に、一応「艦艇開発隊」の希望を入れていました。

しかし、造補所配置が順当だろうと第一希望にしていませんでした。

『ひえええ!何やるんだろう~?』

さて、完全に造修補給所での仕事を行うつもりでしたので、全く予想外の配属です。

『何をやるんですか?』『全くわからん!部隊で聞いてこい!』

艦艇開発隊装備実験部に配属されるのですが、何をやるのかわかりません。

教官に聞いても、

『何をやるか全くわからん!2名配属要望があって、仕事内容まで通知がない』

という具合です。

担任教官が、艦艇開発隊に在籍経験があり聞いてみると、

『装備実験部は秘密が徹底されているため、赴任して初めて自分の担当業務が知らされる』

とのこと。

とにかく、修了前に「艦艇開発隊」に行って聞いて来るようにとの指示がありました。

艦艇開発隊について『狂と猛』

艦艇開発隊は、平成14年に新編された部隊です。

以前までの、

  • 「プログラム業務隊(PGC)」
  • 「装備実験隊(WEG)」
  • 「運用開発隊」

などの部隊を再編して編成されました。

一部が「指揮通信開発隊」に分離しています。

上級部隊に「開発隊群(FRDC)」が存在します。

艦艇等の研究開発専任部隊として任務を遂行しています。

図2 開発隊群
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引用URL:http://www.mod.go.jp/msdf/frdc/images/gunchoshan.jpg

「開発隊群」のHPがあるものの、そのほかの情報はほとんど表に出ない部隊です。

開発隊群の庁舎もセキュリティが非常に厳しく、所属隊員以外は「受付」までしか入れないほどです。

OBで「プログラム業務隊」や「艦艇開発隊」所属だった方が何人かブログで書いている方がいますがその方は、「開発部」の艦艇出身の方がほとんどです。

艦艇開発隊の組織編制

艦艇開発隊は、大きく分けて

  • 総務科
  • 企画科
  • 開発部
  • 装備実験部

の4つに分かれています。

「プログラム業務隊」と「運用開発隊」の業務が『開発部』に、
「装備実験隊」の業務が『装備実験部』になったと考えていただけばわかりやすいと思います。

私「ペンギン」は『装備実験部』に配属することになりました。

『厳重な秘密保全が行われるので注意するように』

配属前に「申し継ぎ」ということで、艦艇開発隊に連絡を取って庁舎に入る手続きをしてもらいました。

庁舎に入って、『艦艇開発隊副長兼装備実験部長』から配属にあたっての留意事項と、配属科の通知がありました。

  • 『配属科について、基本的に部外者に口外しないこと』
  • 『厳重な秘密保全が必要な部隊なので、特に留意すること』

との、指導と配属科の科長からの業務説明を受けることになりました。

このため、本ブログでも「艦艇開発隊」での所属科は伏せて書くことになります。

自己紹介で伏せていた「艦艇開発隊」について

艦艇開発隊は、制式化前の装備品等について実用試験を行ったり、艦艇システムのプログラムを開発など秘匿性の高い部隊でした。そのため『自己紹介』などで、「ある部隊」と書いておりました。

【自衛隊】なぜ私はサイトで匿名の元自衛官としているのか?

2016.06.25

【はじめに】みなさまにごあいさつ申し上げます。

2015.10.12

また、「艦艇開発隊」とネットで調べると、いろんなニュースが出てくると思います。

そのため、「艦艇開発隊」について記述するかどうか迷っておりました。

なぜ書くことにしたのか?

なぜ今になって書くことにしたのか?という疑問が出てくるかと思います。

最初は、部隊名を伏せて書くことも考えましたが、情報としてどうしても不正確になりがちです。

さらに、自分が「艦艇開発隊」にいたことを「嘘」として書きたくなかったということもあります。

秘密保全がわかりやすくなったため

艦艇開発隊のことを書きやすくなったのは、「秘密保全」の区分がわかりやすくなったためです。

在籍当時は、「とりあえず全部秘密」という空気が部隊内にありました。

秘密保全の境界線が、曖昧だったところがあります。

最近になって「秘密保全」がわかりやすくなったため、書いても大丈夫だろうと判断いたしました。

情報公開などで「艦艇開発隊」の情報が出始めたため

最近の情報公開で、行政文書などで「艦艇開発隊」の名前が出始めました。

内情などをきちんと公開することで、「情報」を好き勝手に変な方向に捻じ曲げられないようにしたいという思いがあります。

ただし、本当に「秘密」としておくべき情報は、今後も書く事はありません。

世の中に知られていない、本当の「艦艇開発隊」に関する情報をお伝えできれば幸いと考えております。

こちらもご覧ください

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