【海上自衛隊】艦艇装備幹部となるため、専門課程で横須賀へ!

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『ついに艦艇装備幹部となるための専門課程へ!』

みなさまこんにちは!管理人のペンギンです!

当サイトをご覧いただきましてありがとうございます。

船務士としての勤務を終えた『ペンギン』はついに『艦艇装備幹部』への道に進みます。

艦艇装備幹部になるため、横須賀の2術校にある幹部専門課程へ入校することになります。

艦艇幹部から、艦艇装備幹部への職種転換には、結構大変です。

知られざる『艦艇装備課程』の世界にご案内!

『幹部専門艦艇装備課程入校を命ずる』

船務士の勤務を終えた私は、遠洋航海で提示された『艦艇装備幹部』への道に進むことになりました。

前回の記事

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海上自衛隊の『幹部専門装備課程』は、横須賀の第二術科学校にて教育を受けます。

図1 海上自衛隊第二術科学校
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引用URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/海上自衛隊第2術科学校#/media/File:JMSDF_2nd_Service_School.jpg

現在『幹部専門装備課程』は、8週間の課程となっていますが、私の時代は『20週間(約5か月)』の課程となっていました。

ちょうど、教育課程改編の過渡期であり、いろいろと教育課程の試行錯誤が行われていました。

艦船装備幹部教育の変遷

あまり知られていないことですが、『艦船装備幹部』の教育は、時代に併せて変化しています。

海上自衛隊が発足して、しばらくの間は「艦船装備幹部」は遠洋練習航海終了後に、すぐに専門課程に入校していました。

しかし、時代の変化にて艦艇の増加により、初級幹部の不足により、艦船装備幹部候補の幹部も、海上勤務を経験するようになり、現在では、艦艇1配置を経験後に『専門艦船装備課程』に入校する体系になっています。

人材や教育は理系だらけの専門課程

『艦船装備課程』に入校してくる人材は、いろいろな人がいます。

艦艇勤務から、艦艇装備幹部になる予定で入校する人や、『海上技術幹部』として、社会経験を積んだ技術者が『装備幹部』となるため入校したりします。

また、同時期に艦艇造修に関わる『技官』の方も一緒に教育を受けます。

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そのため、

  • 『フーリエ展開がどうの~』
  • 『三相誘導電機が~』
  • 『アルミニウムの強度について~』

など、理系の世界全開となるのが、『艦艇装備課程』の特色です。

大学院修了以来、しばらく忘れていた理工系の意識を取り戻すのに苦労しました。

運悪く?大学で『文系』を専攻して、『装備幹部』になった方は相当苦労していたようです

『海軍造船官として技術者の道を歩め!』

図2 OTOメララ76mm速射砲
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引用URL:https://www.naval-technology.com/wp-content/uploads/sites/5/2017/09/fly4.jpg

『幹部専門装備課程』では、艦艇職域から装備職域への『職種転換』となるため、意識改革も求められます。

特に強く教育の根幹として、

『海軍造船官として、技術者の魂を忘れるな!』

と繰り返し教育されていることです。

帝国海軍時代には『造船官(造兵官)』という制度がありました。

その制度の後継者たる『艦艇装備幹部』は、技術者としての意識を忘れてはいけないと、厳しく戒められていました。

『友鶴事件』を繰り返してはならない。

『造船官』となる人間にとって、絶対に忘れてはいけない事件があります。

海軍時代に起きた『友鶴事件』です。

図3 水雷艇「友鶴」
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引用URL:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/6b/Japanese_torpedo_boat_Tomozuru-1934.jpg

1934年に発生した、水雷艇「友鶴」の転覆事故は、海軍造船の歴史で戒めとなる事件です。

翌年1935年に発生した『第四艦隊事件』と共に、忘れてはならない教訓となりました。

海上自衛隊の艦船装備幹部にとって、徹底的に戒めとして教育されます。

その教育が生きた成果として、30DEX(30DDになるかな?)の設計案があります。

最初のころは、5000トン級護衛艦の装備のまま、船体を3000トンまで減らす案が出てきました。

この時、海幕技術課長の、

『友鶴事件を忘れたのか(怒)!!』

という一喝にて、検討会議が差し戻され、現在公表されている設計案が出てきたという話があります。

現代までに受け継がれている、海軍造船官の意識が見て取れるエピソードです。

『技術者の心に制服を着るな』

『我々は、制服を着る身であるが、技術者の心まで制服を着るな』

幹部専門艦船装備課程での、教官の訓育で強調されていた言葉です。

装備幹部は、自衛官であり、同時に技術者となるべき存在です。

『制服組の理論』は、時として実情と乖離することがあります。

そこで艦艇装備幹部は、制服組と技術の橋渡し役にならなければいけない、と教えられました。

図3 造船所での監督官としての活動
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引用URL:http://www.mod.go.jp/msdf/recruit/img/taihi.jpg

自衛隊の世界だけに埋没してはならないとの教えから、ビジネスマナーもしっかり教育されます。

会社員から採用された『公募幹部』の方が、一般社会で通用するマナーの講師として教えてくれました。

図4 名詞の渡し方から実践!
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引用URL:https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/MKJ_ryoutedemeishiwowatasu_TP_V.jpg

幹部専門装備課程は、一般社会で活動するための教育も行っています。

1術校・4術校への長期実習出張に出発だ~!

幹部専門艦艇装備課程では、艦艇の装備に関するあらゆることを学びます。

専門課程を終業後は、どの分野で装備幹部として勤務するか分かりません。

また、『この装備は専門外だからわかりません』というのは、装備幹部の恥と教育されます。

そのため、射撃や水雷など用兵部門の術科教育を行う1術校や、補給を学ぶ4術校に長期の実習出張にて、教育と実習を受けることになります。

当時では、

  • 1術校(江田島):3週間
  • 4術校(舞鶴) :4週間

という長期実習が続けざまに行われていました。

『また江田島だよ!(入隊して3年で3回!)』3度目の江田島行きが待ってました。

図5 舞鶴の4術校
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引用URL:http://www.mod.go.jp/msdf/fourmss/7enkaku/4mss.jpg

長期の実習に出発だ~!

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