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みなさまこんにちは!管理人のペンギンです!
当サイトをご覧いただきましてありがとうございます。
『同じ組織内だけどこんな面白世界が待っていた!』
私ペンギンは現職時代、海上自衛隊から防衛省に出向するという経験をしました。
それまで海自のみで働いていたため、非常に貴重な経験でした。
こんなに『面白い世界』があって、いろいろな違いがありました。
今回はそんな『自衛隊』と『防衛省』の違いを面白話を交えて書いてみます。
所属は防衛省、身分は「海上自衛官」なんだこりゃ?
「こんどの転勤で防衛省に行ってもらうから」ある日上司から転勤を内示されました。
「防衛省?どういうこっちゃ?」率直にいうと何が何だかわかりません。
それまで「海上自衛隊」で勤務してきましたが、次の転勤先は「防衛省」所属になりました。
よく「自衛隊・防衛省」とも呼ばれ、その違いは何ですか?と聞かれます。
同じ「防衛省」の組織だけれども、細かくいうと違う組織になるのが自衛隊です。
そのため、「自衛隊」から「防衛省」へは「出向」扱いになります。
(海上自衛隊所属ではないが、身分は「海上自衛官」のままです)
そんな感じで、「防衛省」に出向することになりました。
そうしたら、「違った世界」を見ることになり、大変有意義でした。
また、いろんな面白可笑しくなることも多かったです。
(ちなみに「内局」ではありません。そこまで偉くなってないので)
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図1 所属が変わって防衛省所属になる(防衛省ロゴ)
引用URL:http://www.mod.go.jp/j/logo/img/logo_big.jpg
そこは、陸海空及び防衛省職員、内局キャリアが入り乱れる摩訶不思議の世界でした(笑)
関連項目としてこちらもご覧ください。
『仰指・仰決』でアンギャ―!カルチャーギャップの嵐!!!
とにかく新天地での勤務が始まりました。
そこに襲いかかるのはカルチャーギャップの嵐!!どっひゃ~!!
文書の起案・決済のことばで四苦八苦
ある日、文書を起案して、陸自からの上司にところに『合議(あいぎ)』に行こうとしたら・・
図2 文書決裁のイメージ(だいたいこんな感じ)
『予定:仰指・仰決』となっている・・・
『あれ?今の時間何か予定入っているのかな?』そう思い出直そうとしました。
そこに、内局キャリアの総務係長から、『文書かい?今の時間に行っていいよ~』とのこと。
そこで、入室して『文書を起案しました。合議をお願い致します。』と発声。
すかさず上司(陸自)から、
『用語が違うぞ!予定表になんて書いてあった?』
『よ・・よくしよくけつ?ですか?』
『こら~!ぎょうしぎょうけつじゃあ~(笑)!!』
怒るというより苦笑しながら上司から教えてもらいました。
海自から来る人間は、こんな感じで良く用語の違いが出てきてしまうそうです。
統幕や内局だと、陸自の言葉が主流になるのでよく覚えておくようにとの仰せ。
とにかく世界が変わると用語も変わることを実感しました。
陸自駐屯地正門でビックリ!『誰が偉い人通門中?』
ある日業務で近くの陸自駐屯地に行くことなりました。
数箇所の駐屯地に要件があるため、手分けして単独のお仕事になりました。
連絡してアポを取り、駐屯地正門の警衛所で担当者と合流することに。
当日は、車両で駐屯地の近くまで送ってもらい、制服のまま徒歩で正門に向かいます。
身分証を出して、警衛員に敬礼しようとしたとき、
図3 陸自駐屯地正門
引用URL:http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/66/7c2c30f43f4f6a54ce76f72690d8cf7f.jpg
『気をつけ!!』と号令が!!
思わず、『直立不動』の姿勢になります。
『だれか偉い人後ろから来ちゃった?!』と周囲を観察してみると誰もいない・・・
敬礼する警衛員、とりあえずわからないまま敬礼、待っていた担当者と合流。
後で聞いてみると、陸自の駐屯地では幹部が通る時は、『気をつけ』と敬礼があるとのこと。
やはり違う世界なんだな~と実感しました。
内局キャリアに対する偏見が無くなった。
海自時代には大なり小なり持っていた『内局キャリアへの偏見』というのが無くなりました。
これが、『防衛省』に出向した時の大きな成果です。
いろいろ仕事したりしていく上でいろんなことを学んだり、教えあったりしました。
よく、『制服組』VS『背広組』なんて言葉で対立を煽るような報道があります。
しかし実情をよく知らない人たちからの言葉です。
防衛の仕事に関して、第一線で動くか、「行政組織」としてどう動くかの違いです。
あまり変な対立をしても得になりません。
内局キャリアの人たちも一生懸命働いています。
対立よりも、組織として融合して働けるようにするのが得策です。
さらに統合運用体制が進んでくるとより一層キャリアの活用が重視されると思います。
対立よりも統合運用の時代ですよ!!
こちらもご覧ください
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