【艦発隊】AK-47を入手せよ!(特別警備隊装備研究)

海上自衛隊,特別警備隊,艦艇開発隊,装備,研究,AK-47,入手,性能調査,警察,海保

スポンサーリンク

『自動小銃AK-47入手のためにいろんな調査研究!』

艦艇開発隊在籍時代に印象に残る仕事は「自動小銃AK-47」入手のために動いたことです。

特別警備隊の装備品開発研究のためには、本物の「AK-47」が必要でした。

しかしいろんなところで困難にぶつかることになりました。

そんな、苦労話についてご紹介!

前回の記事

【艦発隊】特別警備隊(SBU)に関与する研究について

2018.06.02

純正「AK-47」の入手が一番必要だ!

特別警備隊の装備品について研究開発を進めていくと、どうしても壁にぶち当たります。

『純正のAK-47での耐弾性試験の必要性がある』

特別警備隊任務の特性上、どうしても東側の兵器に対する耐弾性の試験が必要になってきます。

ある程度の耐弾性の試験については、自衛隊で使用している装備で実施できます。

しかし、本物で実験することでしか分からない部分も出てきます。

そのため、どうしても「AK-47」の入手が必要になってきました。

なぜ「AK-47」に拘るのか?

記事を見ている人の中には、「なぜAK-47にこだわるのか?」という疑問を持つ方もいると思います。

図1 AK-47
海上自衛隊,特別警備隊,艦艇開発隊,装備,研究,AK-47,入手,性能調査,警察,海保
引用URL:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/9/97/Rifle_AK_MON.jpg

「AK-47」は、世界中に拡散された自動小銃として有名です。

そのため、防弾装備の研究の場合、「AK-47」の弾丸に耐えることができるかというのが基準となってきています。

コピー品は世界中にあふれていますが、ロシア製の純正が一番威力が高いものになります。

スポンサーリンク

そのため、どうしてもロシア製の純正「AK-47」と「7.62×39mm弾」の入手が必要になります。

図2 7.62×39mm弾
海上自衛隊,特別警備隊,艦艇開発隊,装備,研究,AK-47,入手,性能調査,警察,海保
引用URL:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/b0/7.62x39_-_FMJ_-_4.jpg/800px-7.62x39_-_FMJ_-_4.jpg

コピー品ではだめなのか?

各国にあるコピー品などは、たくさんありますが、出所不明の物が多くあります。

さらに、威力について純正と同等のものが出る可能性は、ほとんどありません。

また入手するときに、粗悪品などを納入される恐れがあるため、コピー品ではだめでした。

「AK-47」を求めて四苦八苦!

日本国内で「AK-47」を持ってるということを公表している「公的機関」はありません。

そのため非常に苦労して、交渉・調整を行うことになりました。

警察・海保からは拒否される!

最初に「AK-47」についての情報を求めたのは、警察と海上保安庁でした。

押収した証拠品の中に「AK-47」があり、一部を「研究用」として保有しているという情報が入ってました。

その情報を元に、協力を要請してみましたが、結果としては「拒否」ということになりました。

さすがに、警察・海保は情報秘匿が厳重であり、「存在するかどうか?」という情報も含めて完全協力拒否という状態でした。

合法的に保有している「某所」に協力を依頼して試験実施!

結果的に、「研究用として合法的に保有」する「某所」の協力を得て試験を実施しました。

試験に必要な、弾薬費用も含めて結構な額の試験役務となりました。

この時の教訓から、

『防衛省独自でAK-47など東側兵器を、研究用に独自保有すべき』

との結論に達することになりました。

陸自等の所要も含めて、まとめて輸入することに!

結果として数年後に、防衛省独自で「AK-47やRPG-7等」の武器を輸入することになりました。

独自で試験用の武器および弾薬を保有しておくことで、いろいろな手間が省けます。

どこかの学識者が「AK-47は数万円で買える!」なんて言ってましたが、実際に輸入すると大変な額になります。

武器の輸入は非常にお金がかかる!

武器等の輸入には、非常に多額のお金がかかります。

個人輸入などの一般物品などとは、比べ物にならないくらいの額が必要となります。

これは「武器」という特性上、輸送費用や保険料などが非常に高くなります。

輸入品の売買価格にかかる費用の図がありましたので、ご覧ください。

図3 輸入に関する諸費用
海上自衛隊,特別警備隊,艦艇開発隊,装備,研究,AK-47,入手,性能調査,警察,海保
引用URL:http://livedoor.blogimg.jp/exportnegotiator/imgs/f/3/f3396e79.jpg

商品の価格のほかに、FOB(本船渡)、CIF(運賃保険料込み)などがかかってきます。

そのほか、輸送量の人件費などで「武器」の場合は、多額のお金がかかります。

実際に、「AK-47等」の輸入を経験した結果、ロシア軍に納入される価格よりもかなり跳ね上がります。

正確な金額は申し上げることができませんが、「89式小銃」を調達する価格よりも高くなりました。

手探り状態の中で続いたSBUの研究開発

SBUに関する研究開発は、海上自衛隊の中でも手探り状態で研究が進むことになりました。

何しろ海上自衛隊では、あまり個人装備の研究は後回しになっていました。

さらに「特殊戦」という未知の分野での研究となりました。

比較的に研究開発の道筋が付いたのは、米海軍からの非公式な協力です。

NAVSEA(米海軍海洋システムコマンド )からの資料によって、研究の方向性など今後の研究体制の構築に役立ちました。

今後とも、特別警備隊の装備研究開発は継続して行われることでしょう。

こちらもご覧ください

【北朝鮮】今、日本周辺で国連軍の軍事作戦が進行中!

2018.05.21

【海上自衛隊】大乱闘!艦艇一般公開イベント開催の裏側では?

2018.05.18

【海上自衛隊】装備品の銃に関するあれこれ雑記

2017.03.03

記事を最後までご覧頂きありがとうございました。

もし記事が気に行って頂けましたら、

↑ブログ主の更新の励みになりますので
上記バナーのクリックをお願い致します!

スポンサーリンク