【海上自衛隊】空母と言われた「日向(ひゅうが)181」と「いずも」

海上自衛隊 空母 日向 いずも 181

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みなさまこんにちは!管理人のペンギンです!

当サイトをご覧いただきましてありがとうございます。

 

『空母というには無理があるんじゃないかねえ~?』

 

またまた、新型DDHについて、性懲りもなく『空母だ!』という話が出てきます。

まあ、ロッキード・マーチン社がこんな絵を寄贈してきたら空母とか言い出したくなるでしょう。

図1 ロッキード社から寄贈された「ひゅうが」就役記念(後ろに航空戦艦「日向」)
海上自衛隊 空母 日向 いずも 181
引用URL:http://blog-imgs-26.fc2.com/p/t/d/ptd6557/20090411-05.jpg

 

まあ、さすがに最近は少しは落ち着いてきたかと思います。

さすがに、「おおすみ」型輸送艦からの「全通甲板型」艦艇が多くなってきました。

形だけで『空母だ!』というのは無理があります。

今日は、「ひゅうが」DDH181と「いずも」型DDHについてあれこれ書いてみましょう。


1 竣工まで大変だった「ひゅうが」は就役後も大変だったなあ・・・

建造に関わった人間であれば、誰しもが「ひゅうが」型や「いずも」型をして、『空母』とは言わないでしょう。

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私もいくつか部分で関与をさせて頂きましたが、『空母』とは言えないと思っています。

 

最初は16DDHと呼ばれていた頃から、『空母?そんなの無理じゃ!』といった感じでした。

あまりにも巨大な船体のため、どこをどうするという議論に明け暮れていました。

新装備の搭載や、航空管制機能の検討などかなりの時間がかかりました。

建造造船所も、建造船台の拡張の準備に追われるなど忙しい日々でした。

建造が始まってからもいろいろな問題処理に追われました。

ようやく竣工して就役してからも大変でした。

図2 公試中の「ひゅうが」
海上自衛隊 空母 日向 いずも 181
引用URL:http://www.mod.go.jp/msdf/formal/gallery/ships/dd/hyuga/img/181_03l.jpg

 

『船が曲がらない~~!!』

 

そんな悲鳴が艦長以下操艦をする方々から、よく聞かれました。

巨大船体に加えて大型のソーナー(OQS-XX)を搭載していましたので操艦が難しい船です。

まあ、はっきりいって『空母』がどうのという以前にちゃんと完成出来るかという心配が大きかったです。

就役後も、最初の1年はいろんな試験などがありますので、空母だのと言っている暇はありませんでした。


2 「いずも」に関するあれこれ

22DDHとなる「いずも」についてはさらに巨大化したため、いろんなものも巨大化しました。

 

『マジかよ、こんなに大きくなるのか・・・』

 

「いずも」に関する重要部分に関与して、設計図を見たときには驚きました。

この時任されたものについて、私自身もこれほど巨大なものになるとは想像していませんでした。

受注した会社担当者も

『うちの会社の製品の記録では、最大の大きさですよ・・・』

と言っていたのが印象的でした。

 

まあ、設計の参考として、大戦中の空母の設計手法を使っていたのは事実です。

『やっぱり空母か!』というと全く違うと言わざるを得ません。

実際に旧海軍で設計を行っていたOBの方から『これで空母なんて言えるか!』と怒られました。

やはり『空母』を設計するのは大変な労力と技術力が必要です。

3 艦番号におけるいろんなこと

新型DDHは、艦番号が「181」から始まっています。

当初、140番代を使用していたDDHなので「ひゅうが」についても、「145」になるといわれていました。

しかし、新しいコンセプトの艦艇であるため、「181」の180番代になりました。

以前、180番代を使用していたのは、海上自衛隊の創設期に主力艦として活躍した「あさかぜ」でした。

図3 以前の「181」である「あさかぜ」
海上自衛隊 空母 日向 いずも 181
引用URL:http://hush.gooside.com/name/a/Asakaze/dd181asakaze_1.jpg

 

「ひゅうが」型を始めとするDDHは、これからの新しい時代における艦艇として新しい艦番号に変更されることになりました。

まあ、完全な新型艦ですので番号も改めていこうという形になったのだと思います。

 

最後に、「ひゅうが」を始めとした新型艦艇の建造に携わったものとして、大きく言えることは、

『DDHはあくまで空母ではない!』

というところです。

 

記事を最後までご覧頂きありがとうございました。

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2 件のコメント

  • 私は50代の後半なんですが、若い頃こんな事を考えていました、生きている内に空母信濃の写真を見れるのかなそして海自にヘリ空母が出来るのを目で見れるのかな、この2件については解決しました(笑)私らの海自さんの体験航海は によど とかで20代に ひえい ゆき型 に乗った頃は大変感激した物です、数年前には ひゅうが に乗り、昨年は いずも にも乗りました、隔世の感がありますね、2艦に乗って強く思ったのは対潜中枢艦と航空機の整備工場と思いました、素人が言うのも何ですが海自さんは米軍(後予算かな)との兼ね合いでかなり対潜と機雷戦に特化していますよね、それを前提に考えると全通型の対潜母艦?は戦後長く海自さんの願いだった訳ですから此れからの発展が楽しみですね。

    • すーさんコメントありがとうございます。
      16DDH(ひゅうが)の計画からいろいろな形で関与してきた身としては、「ひゅうが」が完成して入港してきたとき万感の思いがありました。

      16DDH以降のDDHについては、要求能力を突き詰めた結果「全通型甲板」が最適という設計になりました。
      ただ、計画案の中にはあくまで「主砲」を搭載するのにこだわる意見も根強くありました。
      それが実現していたらどんなことになっていたやら・・・

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