【防衛省】知られざる『地方防衛局』『防衛事務所』のお仕事!

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みなさまこんにちは!管理人のペンギンです!当サイトをご覧いただきましてありがとうございます。

『地方防衛局、防衛事務所の仕事ってあまり知られていない』

このサイトを始めてから、いろいろな防衛省や自衛隊のことを紹介してきました。

その中で『地方防衛局』『防衛事務所』のことが、あまり知られていないことに気づきました。

よく沖縄基地問題などで聞く『沖縄防衛局』などの『地方防衛局』は知られていません。

今日はそんな、『地方防衛局』防衛事務所』についてご紹介!

 

『地方防衛局』は防衛大臣直轄機関!

『地方防衛局』はどこに所属しているかというと、防衛省の大臣直轄機関になっています。

図1 防衛省組織図
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引用URL:http://www.mod.go.jp/j/profile/mod_sdf/images/k3401010.gif

内局と呼ばれる組織には属していませんが、防衛省本省に属することになります。

何を行う組織なのか?ということについて簡単に説明すると『地方における防衛行政』を担当することになります。

図2 地方防衛局の任務内容(例:北関東防衛局)
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引用URL:http://www.mod.go.jp/rdb/n-kanto/picture/image28.jpg

自衛隊や米軍基地における、施設整備、損失・損害賠償、装備品の調達等の任務を行います。

2007年以前は『防衛施設庁』と呼ばれていた組織が改編されて誕生しました。

全国に『地方防衛局』と地域を細かく分担する『防衛事務所』が全国にあります。

図3 全国の『地方防衛局』『防衛事務所』
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引用URL:http://www.mod.go.jp/rdb/images/chizu3.gif

簡単に言うと『防衛施設と米軍関連のことは地方防衛局まで!』といったところでしょうか。

 

自衛隊地方協力本部とはちょっと任務が異なる!

各種イベントなどでよく見かける、地方協力本部(通称:地本)と似ていますが、任務が異なります。

地本の場合は、自衛官の募集・退職者就職支援・広報などが主な仕事です。

災害等での、地方自治体への連絡官派遣の初動も地本の任務です。

そのため、よく『地方防衛局』と『地方協力本部』は間違えられることが多いです。

 

『防衛事務所』といっても2種類ある!

『地方防衛局』の仕事について、地域ごとに業務を行うのが『防衛事務所』です。

『地方防衛局』の隷下組織として、担当地域が決められています。

図4 防衛局と防衛事務所の関係(例:北関東防衛局)
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引用URL:http://www.mod.go.jp/rdb/n-kanto/picture/soshikizu.png

ここで面白いのが『防衛事務所』には、2種類に分けられます。

それは、

  • 防衛行政(補償など)を行う『防衛事務所』
  • 装備品の調達検査業務のみを行う『防衛事務所』

というものです。

これが、実はよく知られていない『地方防衛局』『防衛事務所』の仕事です。

 

一例として『近畿中部防衛局』を挙げて見ると

図5 近畿中部防衛局の管轄区域
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引用URL:http://www.mod.go.jp/rdb/kinchu/about/images/area.jpg

  • 防衛行政を担当:『東海防衛支局』『金沢防衛事務所』『京都防衛事務所』
  • 装備品関係のみ:『舞鶴防衛事務所』『岐阜防衛事務所』

という形に分かれているのは、旧防衛施設庁と装備本部の地方事務所が、合併して同じ組織に組み込まれたためです。

 

『地方防衛局』の能力知識向上が問われる事態も・・・

ただ『地方防衛局』の業務や能力・知識、連携体制が問われる事態も発生しています。

2013年6月11日、北海道矢臼別演習場で起きた、米海兵隊の155mm砲弾の場外着弾事故などです。

この時、自治体に対して説明を行ったのが『北海道防衛局』ですが、説明に詰まったり住民からの質問に答えられないなど、防衛行政を担うには不安が残ることが起きています。

 

当日中に米軍と陸自側から原因が伝えられていたのに、担当部署の知識不足・連携不足が要因で、説明遅れが発生する事態となっています。
(現地担当者は、『施設』系職員のみで制服組がいなかった)

図6 誤射したM777りゅう弾砲
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引用URL:https://i.ytimg.com/vi/I7iRBEA5hG8/hqdefault.jpg

このような事態も露呈し始めているのが『地方防衛局』の現状です。

『地方防衛局』ができてまだ10年となっています。

防衛行政の実施という任務に、まだまだ十分に寄与できているとは言えないところもあります。

以前の記事で、防衛省への出向についての記事を書いたことがあります。
(参考記事)>『【自衛隊】海自から防衛省に出向したら世界が変わった(笑)』

その時も、勤務しながら『意識や考え方、知識の違い』というのを感じていました。

『制服組』『背広組』の意識の差などが埋まるのは、まだまだ時間がかかりそうだなあ・・・

 

まとめ:『地方防衛局』はより改善の必要がある!

『地方防衛局』は、防衛行政を自治体などと連携して行う任務があります。

ただ、現状ではまだまだ職員・制服組ともに意識の改善を行う必要性があると考えます。

より、効率的かつ丁寧に、自治体地域との連携を図るため、さらなる能力知識の向上が必要です。

すでに退官した私ですが、応援させていただきます!

 

記事を最後までご覧頂きありがとうございました。

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