【海自遠洋練習航海】職種決定そして帰国行事、部隊赴任へ!!

海上自衛隊 遠洋練習航海 帰国 職種 行事 部隊配置 赴任

みなさまこんにちは!管理人のペンギンです!当サイトをご覧いただきましてありがとうございます。

『遠洋練習航海が終わり、職種決定!ついに部隊へ赴任!』

海上自衛隊の遠洋練習航海が終わりに近づき、帰国と部隊赴任への準備にかかります。

その前に、海上自衛官生活を決定する『職種決定』が待っています。

(管理人)ペンギン2尉はどんな職種になるのか?!

知られざる、遠洋練習航海帰国行事の裏での、実習幹部たちの葛藤をご紹介!

 

帰国前に、各員の職種決定・言い渡しがあります。

海上自衛隊遠洋練習航海は、最後に、東京晴美ふ頭に接岸して終了します。

そこで、帰国行事を行い、その足で各員が部隊に赴任していきます。

図1 遠洋練習航海帰国行事
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引用URL:http://www.mod.go.jp/msdf/formal/operation/img/enyo/ts2015-24/enko2724-01.jpg

この帰国の数日前に、実習幹部に『職種』の決定・言い渡しが行われていることは、あまり知られていません。

今後の海上自衛官として勤務するうえで大事な『職種』決定という一大行事があります。

※『職種』(通称:マーク)
『艦艇』『飛行』『経理補給』など、今後勤務する部隊や配置などが決まります。

実習幹部の時は、どの職種になるのかがまさに最大の関心ごとでした。

帰国前に行われている『職種』決定・言い渡しでの悲喜交々はあまり知られていません。

実習幹部は一人ひとり艦長室に呼ばれ『職種』を言い渡される。

私は、帰国時は練習艦「かしま」に乗っていましたので、「かしま」艦長室で『職種』言い渡しを受けました。

実習員講堂に総員集められ、一人ひとり順番に艦長室に呼ばれます。

艦長室から戻ってきた実習幹部の、悲喜交々の表情が印象的でした。

喜び顔の者、泣きそうな顔の者、怒りを込めた顔の者などなど・・・

 

そして自分の番となり、艦長室のドアをノックするときのあの緊張感は今でも思い出します。

艦長室から「入れ!」の返答に、「ペンギン2尉入ります!」と入室の申告をします。

さあ、人生の決定の時間だ!

職種がついに決定!!

入室すると、艦長と副長が着席、手元には職種通知の資料でしょうか・・?

艦長に「室内での敬礼」をして、言い渡しをする副長の前に進みます。

 

(副長)「ペンギン2尉・・・」
(ペンギン)「はい!」
(副長)「・・・『艦艇装備」!」
(ペンギン)「ッ!・・・はい!」
(艦長)「下がってよろしい」
(ペンギン)「ペンギン2尉帰ります!」

・・・このように10秒もない時間で『職種』言い渡しが終わりました。

事前に、

『何があっても、自分の希望職種でなくて怒りがあっても、艦長室で騒ぐのはやめろ。』

と言われていました。

『文句や、愚痴、怒りは戻ってきてから、いくらでも聞いてやる』

との、教育担当幹部や司令部幕僚から言い渡されていました。

その後配属艦・予定配置が通達される。

全員の『職種」言い渡しが終わった後、一番多い艦艇乗組のものが再度集められます。

そこで、各員の配属予定艦・予定配置が通達されます。

『ペンギン2尉!護衛艦〇●◎○、船務士!』

ここで初めて、『船務士』に配置予定となることが告げられます。

その後、東京に着くまで着任先の艦に連絡、赴任についての指示を得ることに。

 

帰国行事!しかし心の中は穏やかじゃないことも。

ようやく、東京晴美ふ頭に接岸!5か月ぶりに日本の土を踏むことになります。

図2 帰国行事にて整列!
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引用URL:http://www.mod.go.jp/msdf/yokosuka/news/28/img/40/03.jpg

しかし、心の中には葛藤が渦巻いていました。
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結論からいうと、第一希望の職種ではなかったことでした。

しかし、退職願いを出すほど嫌というわけではなく、葛藤の中で帰国行事に臨みました。

帰国行事は、半分上の空で聞いていたところがありました。
(今考えると、まったくの杞憂でした・・・)

 

さて、部隊赴任じゃ~!え?本日中に着任せよ?

帰国行事が終わると、実習幹部は正式に『幹部自衛官』として退艦します。

図3 かしまを退艦し、乗員と最後の別れ
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引用URL:http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/cb/4240b6ec62f8808a287d923898eeffd4.jpg

昔は『2課程(一般幹部候補生出身)』については、その後『航空実習』などがありましたが、現在はそのまま部隊配属になります。

私は、もう一人の同期生と同じ護衛艦に配属されました。

 

この後、みんながそれぞれの部隊に赴任していきます。

航空系に行くもの、艦艇に行くもの、その他の部隊に行くものそれぞれです。

退職を申し出たものは、横須賀の補充部付となり、退官の身辺整理をします。

 

私は、配属先の艦から、

『帰国行事終了後、遅くなってもよいから当日中に着隊せよ』

との指示を受けていました。

『発令日は着隊日』という海軍由来の精神

海軍以来の伝統である『発令日は着隊日』の精神は、現在でも息づいています。

最近では『いったん着隊してから、休暇に入っていいよ』なんて艦もあります。

または、『艦に着隊せず、いったん実家に帰り、そのまま江田島の任務課程に行くように』なんてことも?

ただ『発令日は着隊日』という海軍以来の伝統は今でも残っています。

そのため、帰国行事終了後はすぐ赴任というものも多いです。

この後は、また江田島に戻ることも・・・

艦艇に配属になったものは、すぐに江田島の『第1術科学校任務課程』への入校が控えています。

実際の『士(さむらい)配置』における、実務教育が待っています。

遠洋練習航海終了から、任務課程の開始まで1週間ほど時間が空いています。

 

艦長の考え次第で、すぐ赴任せよ!というのから、急いで来なくていいよ!なんて艦も・・・

私の配属された艦は『当日中に着任せよ』という、スタンダードな考え方でした。

さあ、部隊赴任だ!

何はともあれ、まずは部隊に着隊しなくてはいけません。

『なるようになれという気持ちさ!』

とばかりに、配属艦に向かうことにしました。

帰国行事に来ていた家族と、10分ほど無事なことを話して、さあ赴任だ!

図4 配属先に向けて出発!
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遠洋航海シリーズはこちらからどうぞ!

長らく続けてきた、遠洋練習航海の話は、今回で御終いです。

遠洋練習航海の感じが少しでも伝われば幸いです。

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2 件のコメント

  • こんにちは
    艦艇乗り組は昨年から職種決定は発表されなくなり
    3S最初の1年間は水上艦艇なのか艦艇装備なのか経補なのか
    わからないそうです 潜水艦はわかるらしいのですが
    希望が叶わない者の早期離職対策かも

    • manaさま、コメントありがとうございます。
      ついに、現職時代に噂で聞いていた任用設計が開始になったようですね・・・

      現職時代に若手A幹の早期離職が多いことが問題になり、初級幹部水上艦乗組要員を確保する方策が検討されていました。(内局でかなり問題になっていたと聞いています)

      遠航終了時に「主特技(メインマーク)」を告知しないという、という制度を検討中と聞いていました。
      (経理補給、艦艇装備、警務・気象海洋などの、陸上勤務が主体となる「特技」要員)

      ついに開始となったのですね・・・
      水上艦勤務希望者が年々減り続けているとは聞いていましたは、ついに開始ですか・・・
      貴重な情報ありがとうございます!

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